マイルを貯めるならANAかJALのどっちがおススメ?
もくじ
皆さん、こんにちは。
【Road to Firstclass】名古屋のマイル講師@ななこです。
ご訪問、ありがとうございます。
よく聞かれるご相談の1つに『ANAとJAL、どっちのマイルを貯めたらいいか分からない。』と言われます。確かに。同じ日本の航空会社。どう違って、どちらを貯めたら良いのか分からない方は多いと思います。そんな時、私はいつもこう答えています。【乗って貯めるJAL、陸で貯めるANA】
今回は私がそう答える理由をANAとJALのそれぞれのマイルの貯め方、使い方、航空会社の歴史や方針を含めてご紹介させて頂きたいと思います。
時代の変わり目を迎えた日本の航空会社の歴史
日本のフラッグキャリアとして初めて飛行機を飛ばしたJAL。加えてその後発隊として発展したANA。翼の色も違えば、辿ってきた歴史も違います。その差から見てみましょう。
1953年創業。東京都品川区に本社。日本発の国営航空会社として旗揚げをし、車でしか行き来できなかった小さな島にも空港を作り飛行機を飛ばした。2018年度の売り上げは連結ベースで1兆3千億円台。主要子会社は日本トランスオーシャン航空、日本エアコミューター等。提携・コードシェア便:FDA、天草エアライン。
1952年にヘリコプター輸送機業として設立。1957年から航空業に転身。東京都港区に本社。2018年売り上げは1兆9千億円台。主要子会社はピーチ(LCC)提携・コードシェア便:Air Do、ソラシドエア、スターフライヤーほか。
今までは世界を結ぶJAL、その背中を追うANAという図式だったのが、設立から約70年の時を迎え逆転してきています。天皇陛下をはじめとする皇族の海外訪問は、政府専用機以外であればJALの特別機が定番でしたが、ここ最近、天皇皇后陛下や皇太子ご夫妻の海外訪問で利用されたのはANAのチャーター機でした。しかも新しく導入される政府専用機@BW777-300ERは初めてANAが機内整備を担当することに!羽田の滑走数をANAがJALより多く獲得するなど、徹底的にコストカットをしてきたANAの地道な努力が実を結んできていると言えるでしょう。
それは顕著に売り上げにも出てきているようです。
まさにANAが時代の風に乗ってきた証拠ではないでしょうか。
世界の航空連合会の所属
世界には航空連合グループがあり、同じ航空グループに所属することでマイレージ交換が利用できたり、コードシェア便の利用が可能になります。この航空連合に参加したのも、ANAは1999年、JALは2007年に加盟しています。JALが加盟するのは【ワン・ワールド】ANAが加盟するのは【スターアライアンス】です。
では、詳細を見てみましょう。
【ワン・ワールド】13社(JALが加盟)
【スターアライアンス】28社(ANAが加盟)
こうして比べてみると、ワンワールドよりもスターアライアンスの方が加盟している航空会社が多いことがわかります。ということは、ANAの方がマイルの相互作用も乗り継ぎの便数も多いことになります。しかし、ステータスで言うのであれば国営の人気ラインはワンワールドに加盟しています。好きなエアラインがあり、何度も集中して利用される方にはとても向いています。
JALとANAの特徴
では続いて、各航空会社の持ち味や特色を見ていきましょう。
日本初の国営機として国内の隅々まで(特に沖縄の離島が強い)飛行機を飛ばしている。国内線のシートがゆったり作られている。ハワイ線に力を入れており、国内5カ所(成田・羽田・中部・関空・札幌)から飛ばしているため、便数が多く、予約が取りやすい。
JALの後発として航空業社として認知度を上げるため足を使った営業をしてきた。そのため、陸での提携サービス会社や飛行機に乗らなくてもマージンが入る仕組みづくりを目指し、マイルや電子マネーなどをいち早く取り入れた未来志向の会社。弱かった国内線のシートもピッチ勝負(広さ)ではなく設備勝負に持ち込み、全機内にセルフモニター設置を発表している。ハワイといえばJALという売りを覆すべく、2019年5月からは2階建のA380を3機導入し日本初のコンパートメントタイプのファーストクラスシートも装備。
それぞれの特徴だった点を双方が補うように追いついてきているのがわかりますね。
マイルの貯め方
では、マイルの貯め方で比べてみましょう。
先ほども記したように認知度が低い頃から圧倒的に足で営業してきたANAは、とにかく提携会社が多いです。よって陸でマイルが貯めやすくなっています。その上、ANAマイルならポイントサイトで貯めたポイントが81%の還元率でマイルになるため、かなり早く貯めることができます。対してJALは同じポイントサイトでも還元率が51%と低いため、なかなか貯まりにくいです。しかし、JALはイオンとAmazonを独占しているため、その利用が多い方には利用価値があります。
このことから、AmazonとイオンのヘビーユーザーはJAL、陸でのお買い物やポイントサイトを利用する方ならANAということになりますね。
マイルの使い方
続いて、マイルの利用方法から比べてみましょう。
特徴❶どこでもマイル・・・往復6,000マイルでどこかに行ける。(通常の半分以下のマイル数)お友達の分も取ってあげれる。どこになるかはお楽しみ♪
特徴❷特典航空券PLUS・・・マイルのキャンセル待ちがなくなり追加マイルを支払えば席の確保ができるシステム。追加マイルは予測残席に応じて変動し、席が空いている限り予約できる。ハワイの片道が通常20,000マイルだが追加マイルの最大値は114,000マイルになっている。
特徴❸マイルの片道利用が可能
特徴❹発券手数料が5,400円と高い!・・・ただしインターネットで自分で発券すれば無料。
特徴❺マイルの使用できない期限がない・・・空いていれば盆暮れ正月でも予約可能
《ハワイまでのマイル数》エコノミー往復40,000マイル
特徴❶シーズンが3つに分かれていて、マイルの利用数を選べる
特徴❷マイルを利用できない時期がある
特徴❸発券手数料が2,160円と安い・・・自分でインターネットで発券すれば無料
特徴❹ルート変更はできないが日程変更はいつでも可能
《ハワイまでのマイル数》エコノミークラス往復 35,000マイル〜43,000マイル
少し前までは、横並びで際立ったサービスの差が感じられませんでしたが、いよいよ時は戦国時代。各航空会社の個性の時代に移ってきたな〜と感じました。そのあたりをまとめてみたいと思います。
マイルを貯めるならJALかANAのどっちがいいの?〜まとめ〜
マイルの視点から言えばそれぞれの航空会社はこう言えます。
【マイルが貯めやすいのはANA、マイルで特典航空券が取りやすいのはJAL】 それでは各航空会社の特徴のご案内です。あなたはどちら派でしょうか?
❶お休みがカレンダーどおりの人。直近にしか旅の予定が立てられない人→マイルPLUSで確実に席を抑えれる!
❷マイルをたくさん貯められる人(買い物消費が高いor. 飛行機によく乗る人)→国内出張が多い人はラッキー!
❸Amazon、イオンの利用が多い人
❹ハワイ、イギリスなどに頻繁に行きたい人→JALの直行便が頻繁にある場所が好きな人向け。
❺ワンワールド内にお気に入りの航空会社がある人→BAやエアフランスなどこだわりの国営航空会社が揃っている
❶旅の予定を早くから計画できる人→マイルの少ない時期に旅の予定を組める
❷お休みが自由に取れるフリーダムな人→マイルが取れる日に合わせて旅程を変えられる
❸買い物やポイントサイトなど陸でマイルを貯めたい人→自分のチカラでマイルを増やすことができる
❹世界中、いろんなところに出かけたい人→提携が多いので飛行機がどこでも飛んでいる!
❺時代を先取る先見の名がある人・そういう話が好きな人
私はいつでも好きな時に旅に出かけられるし、人の多い時期はお家に引きこもるタイプであること、未来思考の企業理念に心から賛同していること、マイルを自分の手で増やせることにワクワクすることから、どっぷり青い翼ファン♡です。(バレバレですね・・・苦笑)
ご自身のライフスタイルや旅のタイプによって、しっかり方向を決めてマイルを貯めていきましょう♪
あなたのお役に立てますように・・・♡