魔女の宅急便に逢いに行く旅@クロアチア〜スプリットの世界遺産巡り〜
皆さん、こんにちは。
【Road to Firstclass】名古屋のマイル講師@ななこです。
ご訪問、ありがとうございます。
さて前回に続き、今回は古代都市スプリットの観光スポットをご紹介します。ここはローマ皇帝の宮殿がそのまま旧市街になったという世にも珍しい起源を持つ街。その特殊な成り立ちと素晴らしい街並みは1979年に世界遺産に登録されています。まるでタイムスリップしたかのような美しい宮殿をお写真多めでご案内致しますね。
ディオグレティアヌス宮殿
ここスプリットはアドリア海沿岸最大の港町。たくさんのフェリーやボートがひっきりなしに港に寄せられます。日本と違うのは海の青さとあの磯の香りがしない事(苦笑)やっぱり好きだな〜ヨーロッパ♡
海沿いの散歩のあと、ローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿に向かいます。そもそもこの宮殿跡地に人が住み着くようになったのには訳があります。ローマ帝国が滅亡した7世紀頃、異民族がどどど〜っとこの地に入り込んできたそうな。追われた近隣民族たちが強固な城壁に囲まれているこの宮殿内に避難した事がことの発端。宮殿の基礎部分はそのままにその上にじゃんじゃん建物を増築し、独特な雰囲気の街を作り出したそう。建築大好きな私には天国のような場所です♡宮殿の周りには厚さ2m、高さ20mという巨大な壁に囲まれています。城壁の外側にはたくさんのテントが張られて今や完全にTHE観光客ストリート♪
アジア人はほとんどいませんでした。のんびりとした空気とどこまでも青い空のコントラストが美しいです。
宮殿内には東西南北にある門から入れるようになっています。まるでラピュタとかに出てきそうな雰囲気♡やっぱり石造りも好き♡大きな石のアーチをくぐり中に入るとそこはまたまた別世界!
石畳はそのままにレストランやお店、ホテルなどが点在しています。
宮殿の基礎はそのままに建物の増築&改築を重ね悠久の時を刻んできた跡があちこちに。見て!この石のアーチ♡本当に素敵!
朽ち果てることなく今なおこうして人が行き交う場所は、やはりこの国とこの場所を愛する人がいたからなんだと感じました。
スプリットのランドマーク大聖堂です。めちゃめちゃ立派!首をう〜んと伸ばして顔を上げて撮影した後は宮殿の地下へと進みます♪
宮殿の地下
皇帝の私邸として使われていたこの場所の下にはなんと巨大な地下室が広がっていたそうです。
宮殿の上部を支えるどっしりとした石柱。宮殿の上部を支えるため、地下と地上階は全く同じ造りになっているそうです。
ということは、この地下を見れば古代ローマ帝国の本来の姿がわかるという訳。すご〜い面白い!!地上界は古代と中世のミックス建築でその街を支えるのがなんと3世紀頃から変わらず居続けるこの古代ローマ地下街という。なんてロマンス♡胸がキュンキュンします!細く薄い石を積み上げて作られたこの柱を見ると完成させるのにどれだけの時間がかかったのだろう・・・とほんと、ため息しか出ません・・・。
ところどころに明かり取りの窓があったり礼拝所みたいなところがあって、めちゃめちゃすごい氣がありました・・・。この地下は中世の頃には、地下倉庫やワインやオリーブオイル造りにも使われていたそうです。
時々、空が見える場所に来ると隙間なく積まれたこんな石の間からも生き延びる葉っぱに遭遇。
すごい、生命力!たくましいなあ〜と感動♡そして、この地下道最高のパワースポットがこちら。
ちょうど日が差し込みあまりの神々しさに、私くし手を合わせてしまいました。一箇所だけ床の色が違うところからやはり礼拝所だったように感じます。そしてラッキー&ハッピーな1ショットがこちら。
宮殿にすみついた鳩たちの休日。これぞまさに愛の住処♡ご馳走様でした・・・♪さて、地下道を抜けて外に出ると日差しがサンサンと輝いていました。
宮殿の塀の中のお散歩
半円の窓に映りこむ青空がなんとも綺麗でぼ〜っと眺めてしまいました♪
この先に、まだまだ感動の景色がたくさ〜ん♡お天気にも恵まれ、素晴らしい青空のもと囲われた城壁の端まで来ました♪立派〜っ!めっちゃ格好いい〜♡その無骨ながらも堂々たるそのお姿をもっと近くで見たいと擦り寄る私・・・。
思わずなでなでしたりして・・・。→ハタから見たら、気色悪いアジア人でアル・・・苦笑。でもね琉球の時を超えて今なおこうして現代人の私たちの前に立ってくれるだけでなんだかありがたくって♡そうして壁の石たちとの会話を終えて引きでワンショット撮ったら帰ろうと思った瞬間!奇跡の1枚に出会いました♡
前日に降った雨と光のコラボレーション!テンションMAXでニコニコとファインダーを覗くご機嫌の私にヨーロピアンの皆様は何を撮ってるんだろう?と首を傾げて、思わず話掛けられたりもしました♪水鏡・・・がうまく英語で説明できなかったけど。涙。ああ・・・やっぱり必要!英語力。
塀の中は街が出来ていいて、博物館や美術館もあります。その石畳の細い道にまるで絵の中にいるような風景に溶け込むダンディなおじ様。
ちょっぴり、フランスのエズ村を思わせるような黄色のパラソルに細い路地。本当にどこも可愛い〜♡そして神様からの贈り物がまた1つ。
見てみて〜♡このカラフルなグラデーションに干されたTシャツ!まるで虹みたいでしょう〜♡めちゃめちゃ可愛い〜〜〜♪
しかも哀愁漂うバイク付き。もうね、本当心の中で叫んでいました。おじいちゃん、ありがと〜♡私は自分がピン!と来た最高の瞬間をカメラに収めることが好き。そしてそれはやっぱり1人旅に限るんだよなあ〜。この記事を書きながら改めて思いました。だって私、この場所にゆうに15分くらいはいましたから・・・苦笑。景色を切り撮る。そこの風を感じる。場所の氣を封じ込める。これらはキャッチできない人からしたらどうでもいいこと。だから写真の旅に出かける時は行く人を選ぶのです。
こんな美しい石畳の光を分かっていただける方とぜひヨーロッパをご一緒できたら嬉しいです♡さて、お次はこちら。
カテドゥラーラ・スヴェトグ・ドゥイエ/大聖堂
旧市街の中心部の東側にある大聖堂。この宮殿のなかでも顔的存在。元は皇帝の霊廟(レイビョウ:霊を祀ってある建物)として建てられましたがのちにキリスト教の教会として利用されるようになったそうです。
高すぎて一眼レフでも収まりませぬ・・・。そんな大聖堂にいざ侵入!閉所恐怖症の人なら間違いなく泣き出す入り口。
まるで産道・・・苦笑。たった1人しか通れない細〜い階段をゆっくり進んでいくと少しずつ広い階段へ。
この色合いが可愛いのよね〜♪ふと下を眺めると行き交う人が人形みたい・・・笑。
さあ、いよいよ頂上が近づいてきました。柱の間から見えるアドリア海が美しい〜!
きれ〜〜〜い!!さあ、息も切れ切れになるころやっと頂上につきました。
もしくは、紅の豚が赤いプロペラで滑り込んでくるか・・・♪そんな妄想をしつつも光と影を追いかけます。
一つずつの柱には美しい彫刻が刻まれておりこの国の美意識さを歴史とともに感じます♡どこを切り取っても美しい・・・。
天井に施された細か〜い彫刻は写真では限界でしたのでぜひ、肉眼でお楽しみくださいね。本当に美しすぎる景色でした♡
さて、帰り道。またぐるぐると回る急な階段を下っていきます。ちなみにこんな感じ。
高所恐怖症、運動神経に自信のない方は覚悟してお出かけくださいね。
てっぺんからの素晴らしい景色を楽しんだ後、少しお茶をして帰ろうと思った頃、どこからともなく素晴らしい歌声が♪男性アカペラによるクラッパ。ドーム型の石造りにまるでコンサートホールのように反響して、ビンビンと心に響く・・・♡結局、反響音を耳に焼き付けただけでイケメン男子がどこで歌っているのかわかりませんでした・・・涙。
ヨーロッパの秋の日は長い・・・。思いっきり遊んでもまだこの青空です♡では、寄り道しちゃいましょう♪
スプリットの海
アパートから見えていたあの紺碧の海。めちゃめちゃ、綺麗〜〜〜!アドリア海の海も地中海に負けず劣らず美しいです!
パラソルもなく、日の光を一身に受けて日焼け中の皆さま。私はひとしきり撮影したらおとなしくすぐにお家に退散してビールタイムを楽しみました♡アパートってこれが出来るからやめられない♪
このトワイライトは本当に綺麗でした・・・♡
古代遺跡の街@スプリットのまとめ
いかがでしたでしょうか。世界遺産巡りが好きな人、遺跡や建築が好きな人、ヨーロッパの空気感が好きな人なら絶対に気に入っていただけるハズ♡やはり日の長い時期に行かれることをお勧めします♪ぜひ光と影のコントラストも楽しんでみてくださいね。さて次回はいよいよ、魔女が棲むあの街へ向かいます!お楽しみに〜♪